杏(アンズ)のピンズ

珍しい杏の木で作ったピンバッジです。
その果実の様につやつやオレンジ色の美しい仕上がりになりました。

目・口・ひげは、溝を掘って木材を埋め込む『象嵌(ぞうがん)』という手法で描いています。
象嵌に使った木は神代桂(ジンダイカツラ)です。

木のぬくもり・質感を変えずに長持ちさせてくれるガラス塗料を何度か塗っては磨き、を繰り返して仕上げています。
無垢の木よりも耐水性・耐朽性があります。

ねこ部分サイズおよそ　幅29　高25　厚19mm

果物である杏が採れる杏の木は、木材としてはとても珍しい材です。
割れやすく歩留まりの悪い木材ですが、10年以上自然乾燥された材を使っています。
材質は山桜に少し似ていますが、より密度が高く硬質で、ツヤの出やすいとっても優れた材です。
削っている時、ほんのりと甘い香りがしました。


金具はネジでしっかり固定されています。。
針の部分が少し短いかもしれませんが、ハンドタオル2枚重ねでもしっかりと留められます。
爪部分(背面の小さな突起)をニッパーなどでカットすればその分厚いものにも付けられるようになります。

・・お手入れは・・
ちょっとツヤが無くなってカサついた様に見えてきたら、乾性油と呼ばれる亜麻仁油やクルミ油等をちょっぴり含ませた柔らかい布でよく拭いてあげてください。
上記の油がなければオリーブオイル等でも結構です。
拭いた後は、できれば数日置いて休ませてあげてください。