樺(カバ)瘤材と柞(イスノキ)の寄木の指輪

複雑な木目の樺瘤材を、チョコレート色のイスノキにはめ込んだように組み合わせて作った指輪です。

木の質感そのままに、美しさを長持ちさせてくれるガラス塗料を塗っては磨き、塗っては磨き、を繰り返し、磨き上げています。
やや撥水性がありますが塗膜を作らず、とてもナチュラルなツヤ感です。
環境・人体に対して非常に安全性の高いガラス塗料を選んで使っています。
木のぬくもりに包まれるような着け心地です。

こちらはご注文をいただいた後に製作開始いたします。
ご注文時にオプションからサイズをお選びください。
サイズも幅も、0.5刻みで製作できますので、細かく指定したい場合は備考欄にご記入ください。

内側は断面が |)　(| な形になるように仕上げています。
するりとしたストレスのない着け心地と、指輪にかかる負荷を軽減しています。

基本的なサイズは幅5~6mmほど、厚みは2.5~3.5mmほどで、号数に比例して大きくなります。
もちろんご希望があればできる限り対応いたします。
画像のものは9号、幅5mm、厚み2.8mmですのでご参考までに。

仕上げや注文状況等によりますが、18日前後で完成します。

また、基本的に表面は平らですが+1000円で丸みをつけて制作することもできますので、ご希望の場合はお申し付けください。


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樺(カバ)はその名の通りシラカバなどと同じカバの仲間で、なめらかで上質な木質が特徴です。
そのしなやかで強い優れた材質から、戦時中の飛行機に使うためにたくさん伐られ、大きな木はほとんど伐り尽されてしまったのではと言われています。
そんな樺のめずらしい瘤杢を、ありがたく使わせていただきました。

柞(イスノキ)は日本で一番重い木である貴重な木材です。
密度が高いので硬さもかなりのもので、切削するのに一苦労の木です。
ですが硬い分、磨けば美しい光沢が出てくれます。
均質でなめらかな質感から、櫛の材として使われることがあります。


基本的にはメンテナンスフリーですが、長く使用していると表面がくすんできたり、水をはじかなくなってくることもあるかもしれません。
ご希望であれば再研磨＆再塗装をありがたく承りますのでご相談ください。


※リングサイズの測り方の例
指の一番太い部分に細く切った紙を巻く
境目をまたぐようにペンで印をつける
巻き終わりの方の端からペンの印が途切れているところまでの長さを測る
その長さが指輪の内周に対応します。

強度はテストしていますが、繊細な造りの指輪ですので強い力がかかると割れてしまうおそれがあります。
ご注意ください。